新潟薬科大学での仕事とは異なる刺激
3年前から新潟薬科大学にて2つの授業をさせていただいております。
私が受け持つのは、新潟薬科大学 応用生命科学部 という学部で4年前に新設された学部です。
今は2年生を対象に、「中食・外食論」及び「3次産業論」の講義をしています。
最初に出逢った生徒たちは4年生になり、今まさに就活中。すでに内定が出た生徒もいるようです。
大学生へ教えるにあたり、改めて中食や外食に関する知識や情報を整理することができたのが
私にとって良かった事です。最初の授業を作るのはものすごく大変でしたが、これも経験と
思い作りました。今はその内容をベースに毎年の時流に合わせバージョンアップしたり構成し直したりし
講義内容を少しずつ進化させております。そんな中、今年はじめての挑戦は、講義の中で特別講師を
お呼びした事です。
学生達に外食や3次産業(サービス・マーケティング論)を伝える中でどうしても埋められない部分が
あり、それが何かと思うと私が地元ではないという事でした。共感できることが少ないと言うことです。
私は東京の生活なので、生徒達に伝える事例もどうしても東京の事になります。でも殆どの学生が新潟県出身
であるので、正直身近ではないことを私から教わってもイメージが沸かないかな・・・などと少し心配をする
こともあります。
そのため、これまでの講義をしてきた内容にピタリとハマる新潟の経営者をお呼びし、生徒達が実際に行ける
近さで、新潟生まれの飲食店を複数店舗経営している方に特別講義をお願いしました。
結果・・・私が思っていた以上に生徒達は心が熱かったということ、みんなが自分に真剣に、今を
歩んでいることを知りました。レポート用紙一杯に書かれた講義を受けての自分の思い。
読みながらウルっとしてしまいました。そしてなんだかみんな真剣で嬉しくも思いました。
私は教える立場ではありますが、学生の気持ちや想いを知ることで刺激をもらうことができます。
そして、人に伝えること、教えることがどれだけ難しいことなのかを学んでいます。
これから先、社会にでた生徒達がほんの一瞬でも何か私が伝えた内容を思い出してくれるような
シーンがうまれるよう今後も大学生を通じて自分を高めたいと思っています。
新潟にはたくさんの食材があります。良いお店もたくさんあります。
仕事も含め新潟とこれからもご縁が沢山あればと思っております。
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